ドライバーの飛距離で悩んでいます。
スコアは80〜90で、身長170cm 体重60キロで、
アイアンの距離は7番で150ヤード位です。
スイング自体は悪くはないと思うのですが、
クラブが長くなると振りが鈍くなり、球筋はスライス系で
途中から失速して、せいぜい200ヤードです。
最近ヘッドスピード測定器
(クラブの先に取り付ける簡単なもの)を購入し、
素振りしたところ、軽く振って35m/秒程度、
目一杯振っても時々40m/秒が出る位です。
やはりこの程度かと思いつつ、
試しに左スイングで素振りしたところ、
軽く振っても常時40m/秒を超し、
思い切り振れば、48m/秒位迄上がりました。
振り込めばまだまだ上がるような気がします。
以前から片山晋呉プロを真似て、
たまに左素振りはしていたのですが、
左の方がヘッドが走っている様な気はしていました。
小生、生まれつき右利きです。
左でヘッドスピードが出せるのであれば、
右でも練習次第で、同じ位まで上げることが出来ると
希望を持って良いものでしょうか?
左と右は別物なので、関係無いものなのでしょうか?
ゴルフ仲間にこの話をしたところ、「左打ちに転向したら」と
冗談で言われましたが、左でボールを打ったことはありませんし、
今までの経験や手持ちのクラブを考えると、
レフティー転向は全く考えておりません。
このような経験があれば教えてください。
どうぞよろしくお願い致します。
カウンセリング-1
1. 疑問に思う点が幾つかあります。
2. 右半身と左半身で筋力が極端に違うならば
ありえますが、そんな事は無いと思います。
3. ずっと右でクラブを振ってきたのですから、
どう考えてもおかしいです。
4. 「スイング自体は悪くはないと思うのですが」
この部分が問題点です。
5. スイング自体が悪くなければ、3番の事はありえないでしょう。
6. 予想できるのは、現在の右利きのスイングより
左ききスイングのほうがヘッドを走らせる
良いスイングができているということです。
7. ゴルフは飛べば良いといったスポーツでは無いですが、
7番アイアンで160Y程度の飛距離が出ないと
正しいスイングが出来ているとは言い難いです。
8. 私の考えでは、右ききのままで良いスイングが
出来れば、今の左ききスイングのヘッドスピードは
軽く超えることができる筈です。
正しいスイング理論や正しいスイングアーク
正しいスイングプレーン、正しいスイング軌道を
学んで鮮明に理解して、実践される事をお勧めします。
それには「縦理論」や「上げきる」と「下げきる」
体の動きを身につけてくださいネ。
ご健闘、ご活躍を期待しています。
丁寧なご回答有難うございます。
4の、「スイング自体は悪くはないと思うのですが
この部分が問題点です。」とのご指摘ですが、
私の言葉不足でした。
決して自分で悪くないスイングと思っている訳でなく、
ゴルフ仲間から、
「良いスイングしているのに、飛距離が出ないね」と
言われることがあるだけで、自分では、
長いクラブで飛距離が出ないのは何か欠点があるから
と認識しています。
その欠点は多分6.にてご指摘頂いたことでは
ないかと思っています。
ここで皆様から教わったことを参考に、
ヘッドの走らせ方をもっと考えながら、練習に励んで参ります。
どうも有難うございました。
ところで、7.の7番アイアンで160Y程度というのは、
正しいスイングが出来れば、体格・パワー等に関係なく
誰でもそれ位の飛距離が出せる可能性がある
という理解でよろしいのでしょうか?
おっしゃる通り、8割程度の力感でも

それくらいの距離が出て当然でしょう。
プロであれば正しいスイングが出来ているので
例えば、近藤共弘プロは
身長167cm
体重 60kg
の体格ですが、7番アイアンで8割程度の力感で
約180Yくらいの飛距離です。
1. 多分左利きの素振りスイングでは
素直に無駄が少なく、両腕や上半身が脱力して
振れているのだと想像します。
2. ゴルフスイングは肩から先の腕の力など必要ありません。
3. 右股関節で重心移動でのパワーが蓄積され、
(右利きスイングの場合です)
それを、右足の蹴りによって右腰がターゲット方向へ
押され、それを左足で地面方向に受け止めて
左腰が背中の方向へスピン(高速回転)します。
4. 3番の動きによって軸を中心に両肩がスピンします。
5. その両肩につながっている腕は
極端に言えば「ひも」でも良いくらいです。
両腕には大した力など必要ありません。
6. 腰の動きによってつながっている両肩が
高速回転(捻転から開放)してつながっている
両腕が自然と地面方向へ振られます。
7. 軸さえ、ぶれなければ両腕の力無しでも
両腕は高速に振られるのです。
8. そして手首を柔らかく、固定さえしなければ
高速に振られた両腕によって、リストコックが
開放されて、更にたわんでいたクラブシャフトが
そのたわみを開放してヘッドスピードが急速に
加速するのです。
9. このゴルフスイングの根本の仕組みが理解できれば
右利きスイングは正しいスイングへと導かれ
左利きスイングよりもヘッドスピードは必ず上がります。
ご健闘、ご活躍を期待しています。