【マスターズ】石川に日本人100人以上
妹と弟に「迷子になるな!」
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米男子ゴルフの今季メジャー第1戦、
マスターズ・トーナメントが9日、米ジョージア州の
オーガスタ・ナショナルGCで開幕し、
17歳で初出場した石川遼(史上2番目に若い出場選手)には
100人を超える日本人が大きな声援を送った。
観戦ツアーの料金は1日の観戦で30万円前後、
トーナメント開催の1週間滞在で100万円以上だという。
不景気にもかかわらず、例年より日本人の姿が多く、
石川の人気の高さをあらためて印象づけた。
母の由紀子さん(41)も日本から応援に駆けつけた。
この日は石川から頼まれ、おにぎりを握ってあげたという。
前半から出入りの激しいゴルフに、ため息と拍手の繰り返しで
「どう言っていいか難しいですね」とはにかんだ。
家族に見守られ、石川もリラックスできたようだ。
1番ホールのティーショットではすぐ近くにいた
妹の葉子さん(12)、弟の航君(9)に
「迷子になるなよ」と声を掛けるなど余裕をのぞかせた。
第2ラウンド(2日目)
2アンダー20位タイで発進したタイガー・ウッズ(米国)は
1番ミドル(455ヤード)をパーでスタート。
2番ロング(575ヤード)もパーをセーブし、暫定16位タイに浮上した。
1オーバー51位タイからのスタートとなった石川は、
初日に続き、1番でボギーをたたき、暫定64位タイに後退。
続く2番ロングはパーだった。
初日、6バーディー、1ボギーの5アンダー4位タイと
好スタートを切った片山晋呉は
午後12時57分(日本時間11日午前1時57分)からのスタート。
初日1オーバーの今田竜二は午後1時41分(同午前2時41分)
のスタートとなる。
第2ラウンドを終えて44位までの選手と、
首位と10打差以内の選手が決勝ラウンドへ進出する。
石川が決勝に進めば、第2ラウンド後に選手数を
絞るようになった1957年以降で史上最年少の予選突破となる。
第1ラウンド 9番でアプローチがうまくいかず、
天を仰ぐ石川遼=オーガスタ・ナショナルGC
天を仰ぐ石川遼=オーガスタ・ナショナルGC