3人によるプレーオフの末
アンヘル・カブレラ(アルゼンチン)優勝
男子ゴルフの今季メジャー第1戦、
マスターズ・トーナメントは12日、
米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(7435ヤード、パー72)で
最終ラウンドが行われ、激しい優勝争いが繰り広げられた。
11アンダーのトップタイからスタートした
48歳のケニー・ペリー(米国)は、アウトはパープレーで
我慢のゴルフ、12番ショート(155ヤード)、
15番ロング(530ヤード)、16番ショート(170ヤード)で
バーディーを奪い、一時は通算14アンダーで
単独トップに立った。
しかし、続く17番ミドル(440ヤード)でボギー、
最終18番ミドル(465ヤード)も第1打をバンカーに入れて
ボギーとし、通算12アンダーでホールアウト。
この日1アンダーのアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)、
この日3アンダーのチャッド・キャンベル(米国)と並び、
優勝争いは3人によるプレーオフに突入した。
また、トップから7打差、通算4アンダー10位タイから
スタートしたタイガー・ウッズ(米国)は、
2番ロング(575ヤード)でバーディー。
8番ロング(570ヤード)では2オンに成功し、
ロングパットを沈めて会心のイーグルを決めた。
13番ロング(510ヤード)、15番ロング、
16番ショートでもバーディーを奪い、通算10アンダーに浮上した。
しかし、続く17番ミドルではこの日初のボギーを喫し、
一歩後退。
さらに、最終18番ミドルではセカンドショットを
木の幹に当てるトラブルに見舞われた。
第3打でグリーンに乗せたものの、パーパットを外してボギー。
通算8アンダーで最終ラウンドを終えた。
ウッズと同組のフィル・ミケルソン(米国)は
この日、2番ロング、3番ミドル(350ヤード)、
5番ミドル(455ヤード)、6番ショート(180ヤード)、
7番ミドル(450ヤード)、8番ロングと立て続けに
バーディーを奪い、一気に10アンダーまで浮上した。
しかし、12番ショート(155ヤード)ではティーショットが
グリーン手前のクリークにつかまり、痛恨のダブルボギー。
通算8アンダーに後退した。
続く13番ロングでは2オン、2パットでバーディー、
15番ロングでもこの日8つ目のバーディーを奪って挽回したが、
最終18番でボギーを喫し、通算9アンダーでホールアウトした。
一方、首位から5打差の通算6アンダー6位タイから
スタートした片山晋呉は、2番ロングで2オンに成功し、バーディー。
5番ミドルでボギーを喫したものの、7番ミドルで
バーディーを奪って挽回。
さらに、13番ロング、16番ショートでバーディーを奪い、
通算9アンダーにスコアを伸ばした。
さらに、最終18番でロングパットを沈めてバーディーフィニッシュ。
この日は5バーディー、1ボギーで通算10アンダー、
単独4位と大健闘をみせた。
通算1オーバー、37位タイからスタートした今田竜二は、
2番ロングをバーディー、3番ミドルをボギー、7番ミドルを
バーディーとし、ハーフを1アンダーで折り返した。
インに入って10番ミドル(495ヤード)でもバーディーを奪い、
通算1アンダーに浮上。
11番から13番の“アーメンコーナー”はパーでしのぎ、
16番ショートでバーディー。
この日は4バーディー、1ボギーで3つスコアを伸ばし、
通算2アンダー。 20位タイで初のマスターズを終えた。