少しダフっただけで雨の日はかなりのショートにつながります。
力んだつもりはまったく無いのに、雨の日は
ダフリが多くなるものです。
雨の日は雨の日なりのプレーの仕方があります。
ちょっとした工夫でミスが減るだけでなく
根本的なスイングの質を高めることができるんですね。
芝の葉や地面が濡れてぬかるんでいると、ヘッドの抜ける感覚が
いつもとは違ってきます。
晴れて芝が乾いているときなら、少しくらい”かんだ”としても
気持ちよく振りぬけた感覚が持てます。
でも雨の日は少しでも”噛む”とヘッドが地面に刺さってしまい
うまく抜けていきません。
だから、ボールに伝わる力にロスが出て、
予想外にショートしてしまうのですね。
雨の日は徹底的に、少しのダフリをも出さない構えを作って
対応することが得策と言えるでしょう。
● ボールの位置は若干右寄りにして、体重配分はいつもより
若干左よりにします。
● ボールの真上に立つ感覚で、上からクラブが
直接当たり易くしておきます。
● その体重配分のまま、同じ場所でクラブを上げて
そのまま下ろす感覚でスイングします。
但し、手や腕だけでボールを叩きに行かないように
注意することも忘れないように!
● 特に「ボールを上げよう」とするとダフリ易いですから
インパクトからフォローを低く出すイメージを持ちます。
雨粒が抵抗になるし、気圧も低いので雨の日は
当然飛距離が落ちるものです。
その上ダフリを避けるためコンパクトに振るのだから
距離を補うには、長い番手を選択します。
つまり、ロフトの立ったクラブを使うことになりますが、
そこに雨の日でのメリットが隠されていたのです。
ロフトが寝た番手ではダフった時、リーディングエッジの
位置としてはわずかな距離(1〜3センチ程度)でも、
フェース面とボールとの隙間、距離が離れているんです。
だからフェース面がボールに到達するまでに、
「力のロス」が想像以上に大きくなり、ダフリの影響も
大きくなってしまいます。
ロフトの立ったクラブはその逆で、隙間が小さくなって
ロスする影響は軽減されるということなんですね。
ご健闘、ご活躍を期待していますよ。

