豪快なマン振りが飛ぶ!という声がある中で、
力を抜いた8割スイングの方が飛距離が伸びる!と
いうゴルファーもいます。
ある実験をアマチュア代表とプロ代表の2人で
行ってみました。
アマチュア代表T氏
ゴルフ歴12年 平均スコア92 悩みはスライス
プロ代表Y氏
ゴルフ歴20年 持ち球はフェード
本人達の感覚で80%・100%・120%の力感で
ドライバーショットを各10球ずつ打って、
ヘッドスピードと飛距離、左右のブレの平均値を計測してみました。
両方のテスターとも力を入れて振ったときほど
確かに少しですがヘッドスピードは上がりました。
アマチュアT氏で42m/s ⇒45m/s ⇒46m/s
プロY氏・・・・47m/s ⇒49m/s ⇒51m/s
プロは力加減を上げるほどに平均飛距離もアップしましたが
ミート率は下がり左右のブレが少し大きくなりました。
プロY氏
平均飛距離 270Y⇒282Y⇒296Y
左右のブレの平均 5Y⇒9Y⇒17Y
それに対しアマチュアの飛距離は大きく変わらず
左右のブレだけがかなり大きくなりました。
アマチュアT氏
平均飛距離 231Y⇒235Y⇒233Y
左右のブレの平均 6Y⇒25Y⇒35Y
プロは飛距離を稼ぎたいホールではない場合、
普段は80〜85%の力感でショットできるように
心がけていると言います。
それに対し、アマチュアT氏は普段から100%の力感で
ドライバーショットをしていると答えます。
まず、同じところは力を入れれば入れるほど、
ヘッドスピードが上がり、それに対して同じく左右のブレが
大きくなったことです。
ですがもちろんアマチュアのほうが、左右のブレ巾が
異常に大きくなっていますよね。
違うところは?
● 普段のラウンドの時や練習場でのショットで
力加減の感覚で、15〜20%の違いがあること。
● プロは力感に比例して飛距離が伸びているのに対し
アマチュアはほとんど変わらない。
● 左右のブレがプロで12Yの違いが出た(80%と120%の差)
のに対し、アマチュアは29Yもの差が出ているんです。
80%⇒120%に従いプロでも、飛距離は伸びているが、
左右のブレが大きくなって、結果的に好スコアに繋がらない事
が分かっているので、85%の力感に抑えています。
それに対し、アマチュアは飛距離がほとんど
変わらないにも関わらず、常に100%の力感でスイングし、
左右に大きくズレるような球筋を打っていたことが
このテストで、よく理解できたと思います。
つまり2人ともミート率が悪くなって、結果的には
100〜120%の力感では良い結果は出ない!ということです。
特に長いクラブでは・・・
ミス(インパクト効率の低下)による飛距離のロスと
それに伴う大きな左右のブレがスコアを落とす
最大の原因だと言えるでしょう。
スコアを考えれば方向性のほうが大事ですし、ドライバーで
マン振りすると、その後のアプローチやパターの距離感に
影響が出てしまいます。
少し距離は落ちても、ドライバーは8〜9割で打つことを
お勧めいたします。
(アマチュア代表の場合、平均飛距離も変わっていません)


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